大相撲初場所で平幕優勝を果たし10場所ぶりに関脇に復帰した栃ノ心が27日、春場所会場のエディオンアリーナ大阪で記者会見し「もっと頑張らないといけないという気持ちがある。攻めて攻めて、前に出るような相撲を取りたい」と抱負を述べた。
今場所の目標は「(関脇から)落ちないように」と控えめで「自分の相撲だけ考えたい」と平常心を強調。大関昇進への期待もかかるが「まだ早い。今場所が大事」と気持ちを引き締めた。
ジョージア出身初の優勝を遂げ、フィーバーを巻き起こした30歳。人生で一番忙しかったという日々を過ごしながら稽古も積んできた。「幸せの疲れ」と笑顔を浮かべた。