稀勢の里、弟弟子の高安と相撲 途中休場の初場所前以来

 大相撲春場所(3月11日初日・エディオンアリーナ大阪)に向け、左胸を負傷するなどして5場所連続休場中の横綱稀勢の里が1日、大阪市港区の田子ノ浦部屋で弟弟子の大関高安と相撲を10番取った。高安によると、稀勢の里が途中休場した初場所前に取って以来初めてという。

 稀勢の里が8勝2敗と圧倒。大阪入りしてから下半身を鍛え「(踏み込みは)悪くない」と好感触を口にし、予定通りに前進しているかと聞かれると、うなずいた。最大の武器となる左については「どうでしょうね」と語るにとどめた。

 稽古後、2人は部屋の消防訓練に参加し、相撲以外の時間も有意義に過ごした。

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