稀勢の里、10番中8勝!高安を圧倒 下半身鍛え好感触
「大相撲春場所」(3月11日初日、エディオンアリーナ大阪)
左胸を負傷するなどして5場所連続休場中の横綱稀勢の里(31)=田子ノ浦=が1日、大阪市港区の部屋で大関高安と相撲を10番取った。高安によると、稀勢の里が途中休場した初場所前に取って以来初めてという。
稀勢の里が8勝2敗と圧倒。大阪入りしてから下半身を鍛え「(踏み込みは)悪くない」と好感触を口にし、予定通りに前進しているかと聞かれると、うなずいた。最大の武器となる左については「どうでしょうね」と語るにとどめた。
先場所12勝で、初優勝を目指す高安は「どれだけ相撲を取れるか、一番一番確認しながら取った」と説明。「ここから横綱もペースが上がってくると思う。自分も負けないように稽古していく」と闘志を燃やした。