サンウルブズ開幕2連敗 ジョセフHC、負傷退場相次ぎ急造布陣に「厳しい」
「スーパーラグビー、サンウルブズ17-37レベルズ」(3日、秩父宮ラグビー場)
日本チームのサンウルブズはレベルズ(オーストラリア)に17-37で敗れ、開幕2連敗となった。前半から接触プレーによる負傷交代が相次ぎ、同点で折り返したものの、後半は4トライを奪われて突き放された。レベルズは2戦2勝。サンウルブズは次戦から南アフリカ遠征でシャークス、ライオンズと対戦する。
前半9分のCTBラファエレに続き、SOパーカー、WTB山田。今のサンウルブズに、脳振とうやけがでバックスの中心選手に退場者が相次ぐ非常事態をしのげる力はなかった。
FW第3列の控え、徳永がWTBに入らざるを得ず、防御は後半開始早々に崩壊。オーストラリア代表経験者が先発の半数以上を占めるレベルズを相手に、SH流共同主将は「準備していたこととは違うことをしてしまった」と表情をこわばらせた。
離脱者が増え、競争率が激しかったWTBは本職が見当たらないなど事態は深刻だ。「ここまで続出するのはかなり厳しい」と指揮官。南アフリカ遠征を前に予期しない苦境に陥った。