堀島また勝った!W杯3連勝!五輪王者を連日撃破「北京五輪に行きます」

 「フリースタイルスキー・W杯モーグル」(4日、たざわ湖スキー場)

 2人同時に滑り1対1の対決をする非五輪種目のデュアルモーグル方式で行われ、男子で平昌五輪代表の堀島行真(20)=中京大=がW杯3連勝を果たした。今季、通算ともに3勝目。決勝で五輪金メダルのミカエル・キングズベリー(カナダ)を破った。2位のキングズベリーは種目別7連覇を決めた。五輪銅メダルの原大智(日大)は右太もも痛のため棄権。女子は17歳の冨高日向子(白馬ク)が4位に入り、テス・ジョンソン(米国)がW杯初勝利を挙げた。

 連日の五輪王者撃破だった。堀島は平昌五輪の失意から立ち直って自国のW杯で2連勝。「簡単には勝たせてもらえなかったが、自分の滑りで相手に全力でチャレンジできた」とかみしめるように言った。

 キングズベリーと対戦した決勝は、ターンを採点する審判員4人、エアの審判員2人の全員が堀島を3-2で支持し、タイム点でも上回って21-14の完勝だった。第1エアではキングズベリーよりも難しい技をきっちりと決めた。

 17年世界選手権覇者として臨んだ平昌五輪で11位に沈んだ。その後、日本チームの城コーチに「絶対王者と呼ばれるようになって(22年)北京五輪に行きます」と誓った。

 キングズベリーは14年ソチ五輪で2位に敗れた後、W杯の種目別優勝を続けて平昌で金メダルを勝ち取った。その姿を見て「ぱっと五輪に行っても金メダルは取れない」と痛感しただけに、これぐらいでは満足できない。「気持ちはいつもチャレンジャー」と今後も攻めの姿勢を貫く。

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