須藤元気、伊調馨は「春までに練習を開始しないと…」 東京五輪出場ピンチ?
オリンピック4連覇中の女子レスリング・伊調馨が日本レスリング協会の栄和人強化本部長にパワハラを受けているとしてレスリング関係者が内閣府に告発した問題で5日、K-1、UFCなどで活躍した元総合格闘家の須藤元気・拓殖大レスリング部監督が日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」に出演し、伊調が2020年の東京オリンピックに出場するためには今春、練習を開始する必要があると指摘した。
告発では伊調が練習場所としていた警視庁を出入り禁止にされたと主張、警視庁は否定しており、双方の言い分が対立。また、伊調が東京五輪の日本代表になるためには今年12月の全日本選手権、来年5月の全日本選抜で上位に入って来年8月の世界選手権に出場し、そこで規定の成績を残す必要がある。
須藤氏は「日本女子レスリング界ってすごく層が厚いので、海外で勝つより日本で勝つのが難しいって言われているくらいなので、いくら伊調さんといえども、やはり春までには練習を開始しないと今年の12月、勝つのっていうはどうなのかなって思いますね」と、急いで練習を開始しないと五輪出場の条件クリアが厳しくなることを説明。
「早く協会としては、練習を気持ち良くできるように整えてあげることが大切だと思います」と、協会に伊調の練習環境を整えるよう求めていた。