パワハラ問題で至学館大が声明「栄監督は衰弱」 当面は指導せず療養へ
レスリング女子五輪4連覇の伊調馨(33)=ALSOK=が、日本レスリング協会の栄和人強化本部長(57)からパワーハラスメントを繰り返し受けたとする告発状が出された問題で、栄氏が監督を務める至学館大は7日、「監督は衝撃を受け心身が衰弱し、日常生活を送ることも困難」と声明を発表した。安静療養が必要としている。
学校関係者によると栄強化本部長は調査委員会の聞き取りに備え、当面は大学で指導せずに療養予定。至学館大は五輪金メダリストの吉田沙保里(至学館大職)、小原日登美さん、登坂絵莉、土性沙羅(ともに東新住建)、川井梨紗子(ジャパンビバレッジ)も輩出した。声明では「試合を控えた選手たちもつらい思いをしている。節度ある活動を」と取材自粛も求めた。