大坂なおみ 今度は元世界2位倒した「冷静にプレーすることを心掛けた」
「テニス・パリバOP」(9日、インディアンウェルズ)
女子シングルス2回戦で大坂なおみ(20)=日清食品=が第31シードのアグニエシュカ・ラドワンスカ(ポーランド)を6-3、6-2で破り、3回戦に進んだ。男子シングルス1回戦ではダニエル太郎(エイブル)がキャメロン・ノリー(英国)に6-3、1-6、6-1で勝ったが、西岡良仁(ミキハウス)は敗退。錦織圭(日清食品)の初戦の2回戦はレオナルド・マイエル(アルゼンチン)との対戦に決まった。
大坂が2戦続けて元トップ選手を破った。1回戦では元世界ランキング1位のシャラポワ(ロシア)を退け、この日は元世界2位のA・ラドワンスカに快勝。「相手がリズムを狂わせようとしてきても、冷静にプレーすることを心掛けた」と胸を張った。
相手の揺さぶりにも動じず、サービスゲームを落としたのは第1セットの第1ゲームだけ。180センチの長身を生かし、ボールが高く弾むコートも苦にせず強打を打ち込んだ。
今年から新コーチの指導を受け、精神面で成長した。対戦相手より自分のプレーに集中し「安定して戦うことが第一。相手が誰でもそのことだけを考えている」と言う。3回戦では、2回戦で第3シードのムグルサ(スペイン)を撃破したビッカリー(米国)と当たる。真価を問われる一戦となる。