紀平梨花 出遅れ4位 ジャンプで転倒…久々の実戦「緊張がどわっと出た」
「フィギュアスケート・世界ジュニア」(9日、ソフィア)
女子ショートプログラム(SP)で山下真瑚(15)=グランプリ東海ク=が自己ベストの66・79点で3位につけた。昨年12月のジュニアグランプリ(GP)ファイナル4位の紀平梨花(15)=関大KFSC=は2連続3回転ジャンプで転倒し、63・74点で4位だった。ジュニアGPファイナル女王の13歳、アレクサンドラ・トルソワ(ロシア)が72・03点でトップに立った。
女子SPで期待の紀平は得点源の2連続3回転ジャンプで二つ目が回転不足となって転倒した。朝から「ぼーっとして体が動いていなかった」。1月に左手薬指を骨折し、実戦を離れていたことも影響し「リンクに入って緊張がどわっと出た」という。気持ちが整わずに出遅れたが、フリーは大技のトリプルアクセルを2度も組み込む攻撃的な構成。「もっと自分にプレッシャーをかけて、絶対にノーミスでやりたい」とねじを巻き直した。