沙羅4位…4戦連続で表彰台に届かず「頭で考えることと、体がリンクしない」
「スキージャンプ・女子W杯」(11日、オスロ)
平昌五輪銅メダルの高梨沙羅(21)=クラレ=は122・5メートル、125・5メートルの合計228・6点で4位にとどまり、ジャンプの男女を通じて歴代単独最多の通算54勝到達は持ち越しとなった。伊藤有希(土屋ホーム)が229・7点で3位。既に初の個人総合優勝を決めているマーレン・ルンビ(ノルウェー)が262・7点で今季9勝目、通算13勝目を挙げた。岩渕香里(北野建設)は11位、勢藤優花(北海道ハイテクAC)は13位だった。
高梨は4戦続けて表彰台を逃した。1回目にK点(120メートル)を2・5メートル越えるにとどまって6位。2回目はさらに3メートル伸ばしたが、圧勝したルンビに飛距離換算で約19メートルの得点差をつけられ、3位の伊藤にも1・1点届かなかった。通算54勝にあと1勝としてから、これで14試合の足踏みとなり「頭で考えることと、体がリンクしない」と悩ましそうだった。