メダル獲得の成田緑夢を兄・童夢が「童夢ダル いえ銅メダル獲得!」と祝福
「平昌パラリンピック・第4日」(12日、チョンソンアルペンセンター)
独立した競技として新たに加わったスノーボードのスノーボードクロスで、男子下肢障害で初出場の成田緑夢(ぐりむ、24)=近畿医療専門学校=が銅メダルを獲得した。
緑夢は、06年トリノ五輪スノーボードのハーフパイプに兄妹で出場した成田童夢、今井メロの弟。パラリンピックで日本選手がスノーボードでメダルを獲得するのは初めてとあり、兄の童夢はツイッターで弟の快挙を“速報”して、興奮を伝えた。
メダルが確定すると「成田緑夢、童夢ダル…いえ、銅メダル獲得!!!」とシャレを交えて記し「よく滑りきった!!! そして笑顔が良かった!!!」と弟をねぎらった。
テレビ画面を撮ってのライブ実況では「メダル獲得なりました!初メダルです!」と絶叫するなどボルテージが上がっていたが、「ありがとうございます」とホッとした声も残した。自身の実況ぶりには「自分の弟だと、まともな実況&解説が出来ないことを立証しました(笑)」と冷静に分析していた。
緑夢はスノーボードの元トップ選手だったが、2013年にトランポリンの練習中の事故で左膝下がまひする障害を負った。