貴乃花親方、自らの口で欠勤理由を説明「まだ(貴ノ岩から)目が離せない」全休の意向

 「大相撲春場所・3日目」(13日、エディオンアリーナ大阪)

 初日から会場のエディオンアリーナ大阪に姿を現さない貴乃花親方(45)=元横綱=が13日、京都府宇治市の宿舎での朝稽古後、取材に応じ、欠勤の理由を説明した。元横綱日馬富士に暴行を受けた弟子の十両貴ノ岩(28)が3場所ぶりに復帰したが、状態にはまだ不安があり、「育成が本分ですから。ちょっとまだ目が離せない」と話した。

 今場所は今後も部屋で見るかと問われると、「はい、はい、そうです。最初から言っている通り、(貴ノ岩)は途中休場もやむをえないと主治医からも言われている」と全休する意向を示した。

 同親方は暴行事件で日本相撲協会の対応を問題視して内閣府に告発状を提出した。前夜、部屋のホームページを更新。「(貴ノ岩の状態を)担当医師等と連絡を取りながら慎重に見極めていく必要がございます。(会場に)常時滞在することは極めて難しい」と記し、日本相撲協会にこの旨を説明したと主張した。役員待遇委員である同親方は本場所中、役員室に出勤する義務がある。

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