羽生結弦、NHKネット配信も各分野でトップ 同時配信は60万件超
NHKが14日、2月に行われた平昌五輪のインターネット配信について、さまざまなチャンネルで羽生結弦が66年ぶりとなる連覇を達成したフィギュアスケート男子シングル関連の配信がトップになったと発表した。
ハイライト動画では、YouTube(ユーチューブ)上のNHKチャンネルで配信した「ノーカット実況なし 飛んだ!ほえた!泣いた!羽生結弦、金メダル!」が332・8万回の放送回数。NHKスポーツのツイッターアカウントでは「ノーカット実況なし#羽生結弦選手#フィギュアスケート男子SP1位」が410・2万回だった。
テレビと同時にネット配信を行う「試験的提供A」と呼ばれる試みでは、2月17日の男子シングルフリーの模様がユニークユーザー(同一端末からの視聴を1件と数える)で60・5万件を記録したと発表した。リオ五輪で最も多かった「陸上(男子400mリレー決勝ほか)」の14・8万件の4倍超の数字。
木田幸紀放送総局長は「特定の箇所だけ注目してみると、ネットでのコンテンツの提供を分かって見に来ている、使ってくれているという感じがかなりしています。リオ五輪から1年半ぐらいですが、各局の取組も含め、配信事業者の会社側の取組も含め、かなりこなれてきたなという感じがする」と、配信する側にも、ユーザー側にも五輪のネット配信が浸透してきたと所感を述べた。