朝青龍おい、大鵬孫に敗れ悔しさ露わ「次は絶対勝つ」
「大相撲春場所・5日目」(15日、エディオンアリーナ大阪)
元横綱朝青龍のおいで西序ノ口19枚目の豊昇龍(18)=立浪=が“昭和の大横綱”大鵬(故人)の孫で元関脇貴闘力の三男・納谷(18)=大嶽=に敗れ、連勝が2で止まった。
鋭い踏み込みで懐に入って左を差した。しかし、右上手を取られガッチリと組み止められると、後退。そのまま土俵外に倒された。
高校時代、前相撲に続き、これでライバルに3連敗。「思い切り当たろうと思った。左が差さったけど外れた。それで負けちゃった。悔しいです。(納谷は)体が柔らかい。絶対負けないと思っていたけど、納谷に勝てば序ノ口優勝と思っていた」。叔父も果たせなかった序ノ口優勝が遠のき取組後は終始、悔しさをあらわにした。
体重107キロで170キロの納谷とは63キロも差がある中、抜群の身体能力を見せ付け、叔父譲りの勝負根性も十分。「(次は)絶対に勝つから。立ち合いの稽古します」と、ライバル心を燃やした。