引退表明の無良崇人【一問一答】二人三脚の父・隆志さんに「ありがとうと伝えたい」

記者会見で引退を発表し花束を手に笑顔を見せる無良崇人(中央)。左は浅田舞、右は浅田真央さん=東京・ベルサール(撮影・開出牧)
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 フィギュアスケート男子の無良崇人(27)が16日、都内で行われた「浅田真央サンクスツアー」の開催発表記者会見に出席。この日をもって、現役を引退することを表明した。引退の経緯など一問一答は以下の通り。

 -引退決断の経緯。

 「(平昌五輪の代表を逃し)正直、気持ちとしてはあそこで終わるつもりだった。選考から漏れた時点で、(引退の)思いもあった。ただ、補欠ということで練習は続けていました。僕の中で(羽生)結弦がショートを滑り終わった時点で、自分の役目は終わったと思った」

 -(続けて、平昌五輪について言及)

 「男子も女子もいい滑りをしていた。純粋に彼(羽生)の成し遂げたことは僕らがやろうとしていることにもプラスになる。(同じ氷の競技で)カーリングもいい影響を与えてくれる。冬のスポーツが次のオリンピックに向けていい影響を与えて行けたら」

 -現役生活で、思い出の演技。

 「僕の中では札幌でやった全日本選手権で3番になり、高橋大輔さんと表彰台に立てのは思い出。また最後の全日本、シーズン序盤から調子は良くなかったが、自分の中で最後にいい締めくくりができた」

 -今後は。

 「コーチの部分は勉強が必要。アシスタントとしてスケート教室に入ったりしなければいけない。今は存分に楽しみながらショーもできるので、いろんなことに挑戦したい」

 -現役生活を振り返り。

 「最後の一歩で悔しい思いをしたのは事実。先輩後輩に支えてやってこられた。みんながいたから続けてこられた。(浅田)真央も小学校から一緒にやってきたが、神がかった存在になった。でも仲間がいたからここまで来られたし、そういう環境に感謝したい」

 -父でコーチの隆志さんへの思いは。

 「『明日会見してくるよ』と伝えたが、感謝しかありません。『今までありがとう』と言いたい。支えがあったからこそ、ここまで来られました」

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