大鵬の孫・納谷、無傷の4連勝でプロ初の勝ち越し 全勝宣言も出た
3枚
「大相撲春場所・7日目」(17日、エディオンアリーナ大阪)
“昭和の大横綱”大鵬(故人)の孫で元関脇貴闘力の三男・東序ノ口18枚目の納谷(18)=大嶽=が琴宮倉(佐渡ケ嶽)を押し出して無傷4連勝とし、プロ初の勝ち越しを決めた。立ち合いから突き合いを制し、攻め込むと豪快な押しを5発。最後はもろ手で確実に仕留めた。
「腰が高かったけどしっかり前に出たのできょうのような相撲を」と納得の一番。プロ初の勝ち越しには「全然考えていなかった」と話し、全部勝つつもりかと問われると「はい」と即答した。
前戦で同級生ライバルの豊昇龍(18)=立浪=を下したが、気は緩めない。「最後までしっかりと気を引き締めて。一番一番やるだけ」。祖父は57年初場所の序ノ口デビュー場所では、7勝1敗で優勝は逃している。祖父を超える全勝での序ノ口Vへスキはない。