栄強化部長不在の日本が快勝発進 栄希和は逆転勝利で感極まる

予選ラウンドでスウェーデンのモア・レナ・マリア・ニグレン(右)に逆転勝ちし感極まる女子レスリングの栄希和=群馬・高崎アリーナ(撮影・開出牧)
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 「レスリング・女子W杯」(17日、高崎アリーナ)

 予選リーグが行われ、日本は初戦のスウェーデンに10戦全勝した。日本協会の栄和人強化本部長(57)が体調不良で不在の中、4連覇に向けて快勝発進となった。

 軽い階級から6人連続でフォール、テクニカルフォール勝ちすると、65キロ級の栄希和(24)=ジェイテクト=は先に2ポイントを奪われながらも第2ピリオドに逆転。そのままリードを守り切り、試合後は感極まったのか顔を押さえる場面もあった。

 72キロ級の古市雅子(21)=日大=、76キロ級の松雪泰葉(18)=愛知・至学館高=も終盤に逆転勝ちし、日本の持ち味である粘り強さを発揮した。監督を務める笹山秀雄・女子強化委員長は「最初は硬いところもあったが、徐々に動きが良くなってきてよかった」と振り返った。

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