貴乃花親方、最後通牒も「どうでしょう」 滞在わずか25秒の“超速早退”に協会怒り  

 「大相撲春場所・7日目」(17日、エディオンアリーナ大阪)

 職務放棄が問題となっている貴乃花親方(45)=元横綱=が17日、役員室に3日連続で入り、最短25秒で退室し、会場を後にした。15日は数分、16日は1分未満の役員室滞在だったが“記録”を更新。3日連続の“超速早退”に協会側はついに最後通告となる文書を突き付けた。

 午後2時15分に車で会場入り。弟子の貴ノ岩の取組を会場で見ることなく2時31分、帰りの車に乗り込んだ。その際、手には来る時にはなかった茶封筒が握られていた。

 関係者の話では文書には出勤を命じるとともに、役員室に常駐しなければ出勤とは認めず、連日の早退が出勤扱いにならないことなどが記されていた。

 同親方は初日から欠勤した理由を、元日馬富士から暴行を受けて負傷し、3場所ぶりに復帰した貴ノ岩の状態を見極めるためと主張。協会側は欠勤理由には当たらないと2度、FAXを送り出勤を指示した。3度目は手渡し文書で駄目押しした形だ。

 会場を去る際、同親方は役員室ではあいさつ程度かと問われると「はい」と応対。今後の滞在時間には「どうでしょう」と言葉を濁した。初日から続く出勤問題、貴乃花親方が土俵際に立たされてきた。

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