「テニス・ＢＮＰパリバ・オープン」（１８日、インディアンウェルズ）

　女子シングルスで世界ランキング４４位の大坂なおみ（２０）＝日清食品＝がツアー初優勝をかけて、同１９位のダリア・カサトキナ（２０）＝ロシア＝と決勝で対戦する。試合は日本時間１９日午前３時開始予定。

　大坂とカサトキナの対戦は過去にない。大坂は準決勝で現在の世界ランク１位・シモナ・ハレプ（ルーマニア）を６－３、６－０と圧倒しストレートで撃破。カサトキナは元世界１位、現８位のビーナス・ウィリアムズ（米国）を４－６、６－４、７－５と接戦の末に逆転勝利し決勝に駒を進めた。

　カサトキナは昨年４月に行われた「ボルボ・カー・オープン」でツアー初優勝をしている。大坂とともに２０歳で女子テニスの次代を担う存在と言える。

　大坂はＷＴＡツアーの大会では優勝がなく、勝てば初タイトル。しかも、今大会は四大大会（全豪、全仏、ウィンブルドン、全米）に次ぐ、年間に４大会しかない「プレミア・マンダトリー」と呼ばれるクラスにあたる。実際、１回戦から勝ち進んできた大坂は決勝で７試合目で、勝利した相手もハレプはもちろん、１回戦のマリア・シャラポワ（ロシア）、２回戦のアグニエシュカ・ラドワンスカ（ポーランド）、準々決勝の世界ランク５位カロリーナ・プリスコバ（チェコ）ら有力選手を多く倒してきた。

　優勝すれば四大大会制覇への大きな自信にもつながる。