渡部暁3位総合初Vへ前進 今季11度目表彰台で充実感

 「ノルディックスキー・W杯複合」(17日、クリンゲンタール)

 平昌五輪ノーマルヒル銀メダルの渡部暁斗(29)=北野建設=が3位に入り、今季11度目の表彰台に立った。前半飛躍(ヒルサイズ=HS140メートル)で137メートルを飛び2位につけたが、トップと21秒差で出た後半距離(10キロ)で順位を一つ落とした。首位の個人総合得点では3試合を残して2位ヤン・シュミット(ノルウェー)との差を202とし、総合初制覇へ前進した。ファビアン・リースレ(ドイツ)が2連勝で今季3勝目を挙げ、通算8勝とした。

 自身初の個人総合優勝に大きく近づいた。渡部暁は追い上げてきた平昌五輪金メダルのドイツ勢らに先着して3位。今季19戦で11度目の表彰台に立ち「思っていたより(順番が)良かった」と充実感を漂わせた。第20戦で2位のシュミットより先にゴールすれば、複合の日本勢では個人総合を3連覇した荻原健司以来のタイトル獲得が決まる。目前に迫る快挙に「気を抜かないようにやりたい」と言いつつ「早く決めたい」と意欲をのぞかせた。

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