「大相撲春場所・９日目」（１９日、エディオンアリーナ大阪）

　弟子の十両貴公俊（２０）＝貴乃花＝が１８日に支度部屋で付け人を殴打したことに関し、師匠の貴乃花親方（４５）＝元横綱＝が１９日、京都府宇治市の部屋での稽古後、報道陣に応対し、「（暴行は）事実です。確認しました。深刻なこと」と、全面的に認めた。

　前日、取組後、宿舎に戻ってきた２人から親方が被害者、加害者の順番に約２時間、話を聞き、事実関係を確認した。この日、１０時からエディオンアリーナ大阪で協会が臨時で協議を開き、この問題を聴取する。その場に親方が出席し経緯を伝えることも明かした。

　貴公俊は稽古場に姿を現さず、親方は「土俵に上がることはできない」と１９日から今場所は最後まで休場させ、部屋で謹慎させる。

　貴乃花親方が「唇が切れている」と説明する被害者の付け人は稽古場に姿を見せた。本人が出場に意欲を見せており、出場する。