多田修平「ワクワク」 シーズンへ抱負「アジア大会を制して東京五輪へ」
昨季の陸上世界選手権代表で400メートルリレー銅メダルメンバーの多田修平(21)=関学大=が26日、兵庫県西宮市内で練習を公開し、いよいよ幕を開けるシーズンへ向けた意気込みを語った。
昨季は追い風参考ながら9秒台をマークし、自己ベストも10秒07まで更新。飛躍のシーズンだった。オフ期間では太もも裏や臀部(でんぶ)を強化し、体重は1~2キロ増量。米国やオーストラリアでも合宿を行い、スタートを改良してきた。まだ試行錯誤の段階としつつも、「試合が好きなのでワクワクしている」と多田。記録会を経て、昨季躍進のきっかけとなったセイコーゴールデングランプリ大阪(5月20日、ヤンマースタジアム長居)などの大会に出場していく。
「日本選手権(6月22日開幕、山口)とアジア大会(8月、ジャカルタ)にピークを持っていきたい。アジア大会を制して、2020年東京五輪へいい弾みをつけたい」と力強く抱負を述べた多田。「今季は安定してタイムを出せる年にしたい。9秒台を出せる自信はあるので、昨季と同じように試合を経て、感覚をつかんで調子を上げていきたい」と話した。