高梨沙羅 ギネス認定V55も「男子とは土俵が違う。すごいかどうかは疑問」
ノルディックスキー・ジャンプ女子で男女通じて史上最多となるW杯55勝を達成した高梨沙羅(21)=クラレ=が27日、シーズンを終えて羽田空港に帰国。同記録はギネス世界記録に認定され、空港では認定式も行われた。
高梨との一問一答は次のとおり。
-ラスト2戦を2連勝で史上最多の55勝。
「初日(54勝目)はすごく運が良かった。2日目(55勝目)は初日の勢いをつなげられた。素直に喜べる試合だった」
-苦しいシーズンだった。
「自分に何が合っているか、いろいろ試しながらのシーズン。自分を見失いかけたこともあった。考えと体がうまくリンクしなくて。最後は合わせられたけど、シーズンを通してコントロールできなかった。それができる選手が強い。W杯総合優勝のマーレン(ルンビ)を見て刺激を受けたし、次のシーズンは頑張りたい」
-来季に向けて。
「今度こそ五輪で金メダルを獲れるように、4年後に向けて頭を切りかえてスタートしたい。今の自分の実力では世界で戦えない。1度自分を見直して、ジャンプをバラして、1から組み立てないといけないと思ってる」
-55勝の記録について。
「結果自体が自分へのご褒美。でも55勝といっても、男子とは土俵が違う。自分として本当にすごいのかどうかは疑問ではあります」
-今季1番良かったジャンプは。
「五輪の2本目ですね」