山県亮太が競泳・坂井聖人に“最先端”助言も…実行は「自己責任」
リオデジャネイロ五輪競泳男子200メートルバタフライ銀メダルの坂井聖人(22)と、同トランポリン男子4位の棟朝銀河(23)が29日、都内でセイコーホールディングスへの所属発表会見を行った。
坂井は「学生の時より気を引き締めて、僕がセイコーを引っ張っていけるように頑張りたい」と決意を示し、棟朝も「競技をやってお金をもらえるのは誇り。社会人としての責任もあるので期待に応えたい」と声を弾ませた。
すでに同社に所属している陸上の山県亮太(25)と福島千里(29)も出席。競技の枠組みを超えて、東京五輪でメダルが期待されるトップアスリート同士で「チームセイコー」を結成することも発表された。山県は「4人が集まり、それぞれの業界を引っ張る存在になりたい。希望があれば僕が音頭を取るので、一緒にトレーニングしましょう」と結束を誓った。
さっそくアドバイスも送った。坂井から「試合に臨むルーティンがない」と相談を受けた山県は、「僕はあえてルーティンをつくらない方が色んな状況に柔軟に対応できると思っている。これからはそれが最先端になるような、そんなチームになればいい」と回答。坂井は目からウロコが落ちたように「僕も最先端でいきます」と目を輝かせたが、山県は「それは自己責任で」と笑いを誘った。
社会人の先輩としても、山県は「つまるところ自己責任かな。社会人になって責任が増し、結果に対して自分で責任を負う立場になる」とアドバイス。福島もうなずきつつ、「責任を感じることも大事だが、学生の時に競技を楽しんでいた気持ちも大事」と気負いすぎないように助言した。