貴公俊は1場所出場停止 稽古は可能
日本相撲協会は29日、東京・両国国技館で理事会を開き、貴乃花親方(45)=元横綱=の処分を委員から2階級下の年寄への降格と決めた。本人が「ゼロからスタート」とコメントした通り、厳しく出直しを突きつけられた。
貴公俊には1場所出場停止処分が科された。部屋での稽古は可能。弟弟子(後に引退)に暴力を振るったことが発覚した峰崎部屋の三段目力士も1場所出場停止処分。師匠の峰崎親方(元幕内三杉磯)は2カ月の10%減給処分となった。道交法違反(無免許運転)の罪で略式起訴され、引退勧告処分を受けた元大砂嵐の師匠、大嶽親方(元十両大竜)は事件発生時、協会を離れた評議員の立場だったため処分対象ではなく、本人が2カ月の10%報酬返上を申し出た。