相撲春巡業 伊勢神宮で恒例の横綱手数入り 鶴竜は雲竜型を披露
大相撲の春巡業が1日、三重・伊勢神宮で始まり、恒例の横綱手数入り(土俵入り)と三役力士の揃い踏みを奉納した。
7500人の前で力強く雲龍型を披露した横綱鶴竜(32)=井筒=は「人が入れないところに入っていく。いい経験だし、いいパワーをもらっている。ケガや病気がないように」と、パワースポットを感じた。
春場所で8場所ぶり4度目となる優勝を果たした。「一つケガをしたら、またケガ。1年間、仕事をできないつらさはあった。このまま終われないのはあったし、まだまだできる自信はあった」と復活劇にかけた思いを振り返った。
まだ疲労は抜けきっていない。患部の右指も完治にまだ違和感もある。土俵入り後の幕内力士トーナメント選士権には2500人のファンが集まる中、1回戦で敗退。「巡業は長いから徐々に徐々にやっていく。(指も)筋だからね。硬くならないように」と慎重に状態を見て調整する。