横綱白鵬が春巡業で復帰 トーナメント選手権では5度目の優勝 決勝で御嶽海を下す

奉納土俵入りを行った白鵬(中央)
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 大相撲の春巡業が1日、三重・伊勢神宮で始まった。恒例の横綱手数入り(土俵入り)、三役力士の揃い踏みの奉納に7500人、土俵入り後の幕内力士トーナメント選士権には2500人のファンが集まった。

 負傷した左足親指の回復が遅れ、春場所を全休し、自身初の2場所連続休場した横綱白鵬(32)=宮城野=は今巡業から復帰。土俵入りで力強い不知火型を披露すると、玉砂利の上をただ一人、草履も使用せず、素足で引き上げる元気ぶり。「足からパワーをもらう」と患部に影響ないことを印象付けた。

 「久しぶりだったからウズウズしていた」と久々に相撲を取ったトーナメントでも快進撃。初戦から幕内玉鷲、正代を難なく退けると、準決勝では小結千代大龍をすそ払いで転がし決勝。最後は関脇御嶽海を上手投げで下し、優勝した。同トーナメントは5年ぶり5度目の制覇で元横綱北の湖と並ぶ、最多タイ記録となった。

 「(足の指は)まあ、まあ。2場所休んだから初日から飛ばしていこうと。いいスタートが切れた。帰ってきたという感じ」と笑みを浮かべた。

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