萩野公介が200M個人メドレー予選1位 大阪桐蔭に感銘「大会中に成長したい」

 「競泳・日本選手権」(5日、東京辰巳国際水泳場)

 今夏のアジア大会(ジャカルタ)などの代表選考会を兼ねて行われ、男子200メートル個人メドレー予選で、萩野公介(23)=ブリヂストン=がトップの2分0秒15で準決勝に進出した。

 3日の400メートル自由形で代表権を逃し、4日の200メートル自由形は棄権。調整の遅れがある中で、まずは200メートル個人メドレーでの代表権獲得に集中する構えだが、「個人メドレーは譲れない思いがある。(今季)4泳法をレースで泳ぐのは初めてだったのでそれぞれをチェックしながら泳いだ。全体的に悪くなかった」と好感触を示した。

 前日は選抜高校野球大会の決勝が行われた。萩野は「(連覇した)大阪桐蔭の(西谷)監督が『試合中に成長することができた』と言っていた。僕も大会中に成長できるように頑張りたい」と刺激を受けた様子。大会前半は悲壮感を漂わせていたが、「色んな人から『楽しんで泳げ』と言われているので、楽しんで泳ぎたい」と、エース復活を誓った。

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