カーリングLS北見“メガネ先輩”との再戦へ「すごく楽しみ」カナダへ出発

 平昌五輪で銅メダルを獲得したカーリング女子のLS北見が7日、カナダで行われるワールドカーリングツアーのグランドスラム大会・プレイヤーズ選手権(10日開幕)、ハンプティーズ選手権(24日開幕)に出場するため、羽田空港から出発した。

 チームとして、五輪後初の大会。カーリングへの注目度が高まっている中、スキップの藤沢五月(26)は「今季の目標は、五輪と、このグランドスラム大会だった。それがすごくいい形で進んでいる。トップチームが出てくる大事な大会。自分たちらしい試合ができれば」と、意気込んだ。プレイヤーズ選手権には、平昌五輪の準決勝で敗れた“メガネ先輩”ことスキップの金ウンジョンが率いる韓国代表のチーム金や、金メダリストのスウェーデンも出場。五輪で敗れている相手へのリベンジのチャンスもある。サードの吉田知那美(26)は「今季の最後に差し掛かっている。最後の力を振り絞って戦えたら。すごく楽しみ」と、力を込めた。

 スキップの藤沢は、プレイヤーズ選手権後にチームを離れ、スウェーデンで行われる混合ダブルスの世界選手権(21日開幕)に、男子の山口剛史(SC軽井沢)と出場。日本選手権を圧倒的な力で制した“フジヤマ”ペアが世界に挑む。この日は、SC軽井沢のリード両角公佑が空港に訪れており「日本選手権が終わってから山口さんとまったく練習ができていないので、そこにSCの両角公佑さんがいるんで、『練習しておいてね』って山口さんに伝えといてください」と、“指令”。「しっかり山口さんとコミュニケーションを取りながら、1試合ごとに調子を上げていけたら」と、見据えた。

 LS北見として、ハンプティーズ選手権は、藤沢に代わり、リザーブの本橋麻里(31)が出場する予定。リード吉田夕梨花、セカンド鈴木夕湖、サード本橋、スキップ吉田知の布陣で挑むという。

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