萩野公介が2冠、400m個人メドレー優勝「タイムは遅いんですけど、やっぱうれしい」
「競泳・日本選手権」(8日、東京辰巳国際水泳場)
今夏のアジア大会(ジャカルタ)などの代表選考会を兼ねて行われ、男子400メートル個人メドレー決勝で、萩野公介(ブリヂストン)が序盤からリードを保ち、4分10秒69で優勝。200メートル個人メドレーと2冠を達成した。2位は瀬戸大也(ANA)が4分14秒01で入った。
最初のバタフライからリードを奪うと、ライバルの瀬戸が得意の平泳ぎでも差を縮められず、自由形でもリードを守った。自身が持つ日本記録には及ばなかったが、「タイムは遅いんですけど、やっぱうれしいですね」と勝利を喜んだ。
最後は疲労もあり、「いやーきつかったですよ。見ての通りっす」と苦笑い。しかし、「すごく苦しかったんですけど、最後勝つことができて、1つ1つ階段昇っていって2020へ向けて全力で突っ走っていきたいと思います」と東京五輪を視野に入れ、抱負を述べた。