至学館大、栄監督の留任発表 レスリング部
至学館大は9日、レスリング部の栄和人監督を留任させると発表した。栄監督は日本レスリング協会の調査で五輪4連覇の伊調馨選手(ALSOK)へのパワーハラスメントがあったと認定され、協会の強化本部長を辞任していた。
至学館大によると、新入部員を含む選手ら全員の聞き取りを実施し、栄監督から指導を受けるとの意思を確認。協会のパワハラ調査や選手らの意見を総合的に判断して留任を打診し、承諾を得たという。谷岡郁子学長は大学を通じて「現役の選手たち全員が今後も栄監督の指導を受けることを望んでいる。選手たちの思いを尊重し、指導を託す」とコメントした。