HONDA 15年復帰以来の4位 トロロッソとのタッグ「着実な進化」
「F1・バーレーンGP・決勝」(8日、バーレーン国際サーキット)
今季からタッグを組むトロロッソ・ホンダ勢はピエール・ガスリー(22)=フランス=が4位に入った。ホンダにとっては2015年に復帰以来、最高成績をマークした。ブレンドン・ハートレー(ニュージーランド)は17位。セバスチャン・ベッテル(ドイツ、フェラーリ)が開幕2連勝とし、通算49勝目を挙げた。
新コンビ2戦目で表彰台に肉薄した。本格参戦1年目のガスリーが4位に食い込む好走。「驚くべき結果。マシンは素晴らしい感触で、全開でプッシュできた」とうなずく。レッドブル2台、フェラーリ1台がリタイアする幸運はあったが、中団を争うライバルには引けをとらなかった。
ホンダとしては15年に復帰以来、最高の成績。田辺豊治テクニカルディレクター(TD)は「着実な進化を感じている。努力が結果に結びついた」と手応えを強調した。
開幕前の合同テストで順調に周回を重ね、信頼性に自信を深めて臨んだ。開幕戦はハートレーが15位、ガスリーはリタイアに終わったが、その後ホンダはパワーユニットに修正を加え、車体を担当するトロロッソは空力面の改良を進めた。
レース後はガスリーがチームスタッフに胴上げされるなど、優勝したかのようなお祭り騒ぎに。田辺TDは「今夜はこの瞬間を楽しみたいが、まだまだ始まりにすぎない」と、一層の活躍に向け気を引き締めた。