羽生結弦が無良氏を先輩いじり「5回転半でもいいですよ」とむちゃぶり
平昌五輪のフィギュアスケート男子で66年ぶりとなる五輪連覇を達成した羽生結弦(23)=ANA=が13日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザで、凱旋報告会にあたるイベント「Continues ~with Wings~」(コンティニューズ・ウィズ・ウイングス)に出演した。3月にプロ転向を表明した無良崇人氏(27)もスケーターとして出演していたが、演技解説のコーナーでは、羽生が年上の先輩にむちゃぶりをする一幕もあった。
解説者としても知られる佐野稔氏を招いての羽生のジャンプ解説コーナーでは、トリプルアクセル(3回転半)が取り上げられた。「イーグル」と呼ばれる両足を伸ばした状態で180度に広げ、つま先を外に開いた状態で滑る技から跳ぶ高い出来栄え点を得られる流れを得意としているが、羽生は昨年に負傷した右足首などの状態を考慮し実演は不可能。そこで、無良が代役を買って出た。
「うまくいったためしがない」と自信なさげな無良に対して、羽生は「5回転半(跳んでも)いいですよ!」とむちゃぶり。これに無良も意地でイーグルからの3回転半をねじ込んで観衆をわかせた。
素晴らしい代役ぶりに羽生は「無良くんがイーグルからアクセル跳んだの初めて見た。プロになったからね。いろんなことに挑戦しないと」とほほえましく見守っていた。