羽生結弦が激白「週刊誌の問題があって、何回も死のうと。でも生きててよかった」
平昌五輪のフィギュアスケート男子で66年ぶりの五輪2連覇を成し遂げた羽生結弦(23)=ANA=が15日、東京都調布市の武蔵野の森総合スポーツプラザで行われた凱旋報告会にあたるイベントで、自身がプロデュースしたアイスショー「Continues ~with Wings~(コンティニューズ ウィズ ウイングス)」の最終日に出演。CSテレ朝チャンネルで生中継された。
羽生自身が競技生活の中で影響を受けたトリノ五輪金メダリストのエフゲニー・プルシェンコらそうそうたるメンバーが出演。羽生自身もトーク、質問コーナーや、右足首の故障明けでリハビリ中のため、ジャンプこそ跳べないものの、スピンとステップのみの演技を披露し、会場を盛り上げた。
この日は2011-12年シーズンに滑った「ロミオとジュリエット」をチョイスした。12年ニース世界選手権で足の負傷を抱えながら魂の演技を披露し、銅メダルを獲得した“伝説”のプログラム。「このプログラムで好きになった人?」と会場に聞くと、大きな声援が。「平昌で落ちた人?ソチで落ちた人?おー、ソチはやっぱり多いな。ジュニアからの人?ノービスからはいないかな?」と、ノリノリで会場を煽った。最後には平昌五輪で金メダルを獲得したフリー「SEIMEI」。「次会うときはジャンプ跳んでるからな!僕の生命を懸けたSEIMEIです」と話し、全力の滑りを見せた。
フィナーレでは「一時期、週刊誌の問題とか色々あった時に、“なんで僕生きてるんだろう”って。何回も死のうともしました」と激白。「でも、でもね、本当にみんなこうやっていっぱい応援してくれるし、何より僕が幸せなのは、自分が憧れてる方々がみんな、自分にメッセージをくれて、“ゆづは大丈夫だよ”ってコメントくれて、本当にありがたかったし、スケートやっててよかったって。本当に今は生きててよかったって、本当に思ってます」と、周囲やファンに感謝していた。