白鵬 16日から巡業復帰 父の葬儀終え再来日「心と体を整理して夏場所に臨めれば」

 大相撲の横綱白鵬(33)=宮城野=が15日、父ジジド・ムンフバト氏の葬儀参列のため帰国していたモンゴルから成田空港着のモンゴル航空機で再来日した。「無事に最後まで送ることができた。葬儀の日は大雪だったけど、雨とか雪はモンゴルで縁起がいいもの。最後まで自然が味方して包んでくれた」と神妙に話した。

 ムンフバト氏はモンゴル相撲の横綱で、レスリングでも1968年メキシコ五輪で銀メダルを獲得し、同国に初のメダルをもたらした国民的英雄。故人の功績がたたえられ13日の葬儀前日には大統領が自宅へ弔問に訪れ、ウランバートル市内にあるモンゴル相撲の旧国技館で営まれた葬儀は関係者1500人が見守ったという。

 東京五輪を父と一緒に見ることが夢だったという白鵬は「目標を失ったけど、どういう形で努力するかは自分次第」と今後を見据え、「精いっぱい巡業を務め、心と体を整理して夏場所に臨めれば」。16日の靖国神社奉納相撲から復帰する。

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