女子バレー中田久美ジャパン 試金石の2季目へ「嫌なほどプレッシャーかけられている」
バレーボール女子日本代表が17日、今シーズン開始を前に会見を開いた。今季は8年ぶりの日本開催となる世界選手権(9~10月、横浜アリーナなど)が最大の目標となるが、就任2季目の中田久美監督(52)は「嫌なほどプレッシャーかけられているし、東京五輪に向けて非常に大きな大会だと認識している。絶対に表彰台に上がるべくチームを強化したい」と覚悟をにじませた。
日本協会の嶋岡健治会長は「東京五輪の最大の試金石になる。監督にも『今年は結果にこだわってくれ』と話をした。東京に向けてどういう形になるかここで判断せざるを得ない」とハッパをかけた。
就任1年目の昨季はアジア選手権で優勝したが、ワールドグランドチャンピオンズカップでは5位に終わった。五輪2年前となる今季は、新設のネーションズリーグ(5~7月、南京など)、アジア大会(8月、ジャカルタ)、世界選手権(9~10月、横浜アリーナなど)と主要な国際大会が3試合続く。
中田監督は「2020年を最終目標とした時に、今年は大事なシーズンになる。ネーションズリーグは若手を積極的に強化したい。アジア大会は五輪のシミュレーションとして選手村などの限られた環境の中、結果を出すことを課題にする。世界選手権は絶対に表彰台に上がるべくチーム強化をしたい。一丸となって全力で戦いたい」と各大会のテーマを設定した。