瀬古リーダー、川内優輝のボストンVに喜び爆発「東京五輪はガンガンいける」

 「陸上・ボストンマラソン」(16日、マサチューセッツ州)

 “最強市民ランナー”川内優輝(31)=埼玉県庁=が、2時間15分58秒で初出場初優勝した。日本人としては日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダーが1987年大会を制して以来、31年ぶりの優勝。瀬古リーダーは陸連を通じてコメントを出し「設楽君が日本記録を破り、川内君が31年ぶりにボストンマラソンで優勝をしてくれた。過去のマラソンを洗い流してくれたから、これからは新しい時代。これで東京オリンピックはがんがんいける。今年はもう一段階上に行ける年だ」と喜びを爆発させた。

 世界最古の大会を制した川内に「まさか勝つとは思わなかったので本当に驚いた。ワールドマラソンメジャーズで勝つことは本当にすごいことだ」と同リーダー。「ボストンマラソンは世界の一流選手ばかりが出場する伝統ある大会で、私が出ていたときより強い選手がたくさん出ている」と勝利の価値にも言及した。

 すでに国際大会の日本代表から撤退している川内だが、20年東京五輪のマラソン代表選考会「グランドチャンピオンシップ(GC)」の出場権は得ている。メジャーリーグが中止になるほどの寒波に冷たい雨という最悪のコンディションで行われたレースだっただけに、同リーダーは「今回は寒く風が強くても粘りの走りが発揮できたレース。東京オリンピックは気温が高く今回とは真逆の天候が予想される。悪天候の中でこれだけ頑張れるのはいい見本ができた」とし、「川内君の粘りを他の選手も見習ってもらいたい」とハッパをかけた。

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