柔道女子代表 ラグビー選手ぶん投げた!ガチンコ相撲対決で9勝1敗圧勝
柔道女子日本代表は17日、都内で強化合宿を公開し、女子ラグビー日本代表候補チームを招いて合同練習を行った。
畳の上でスクラムやタックル練習などを行い、17歳の阿部詩(兵庫・夙川学院高)は「(ラグビー選手のタックルは)トラックに当たった感じで受けたことのない感覚。体の強さは勉強になった。普段使わない筋肉を使って効果的だった」と話した。
午前、午後合わせて約3時間半の練習を終えると、最後は10人対10人の相撲対決が行われた。すると、阿部が“大腰”で瞬殺するなど柔道チームが9勝1敗で圧倒。柔道チームのみが柔道着を着用し、利き手の組み手は使わない、足技禁止などハンデは設けられたものの、土俵際で柔道選手の本能的な投げ技が次々とさく裂した。
ただ、ラグビーチームも元日本代表の松田努氏を父に持つ16歳の松田凜日(国学院栃木高)が鍋倉那美(三井住友海上)を破って一矢報いた。柔道女子の増地克之監督(47)も「あの子(松田)には光るものを感じた。柔道をやっても面白いと思う」と“ラブコール”を送った。
ちなみに、昨年4月の女子レスリング代表との合同練習で行われた相撲対決は、6勝4敗でレスリングチームが上回ったものの、大将対決を制した柔道チームの勝利となっていた。