プロ表明の川内優輝 東京五輪には「できるとなれば、自信を持って」【一問一答2】
世界最古のマラソンと呼ばれるボストンマラソンで日本人31年ぶりとなる優勝を飾った“最強市民ランナー”川内優輝(31)=埼玉県庁=が19日、成田空港に凱旋帰国し、来年4月でのプロランナー転向を表明した。現時点で20年東京五輪挑戦は否定的も、プロ転向後の状況次第で挑戦する可能性も示唆した。
川内との一問一答は次の通り。【その2】
-世界で戦う上で日の丸へはこだわらない?
「それにはこだわらず、やはり世界中のレースで戦う。主にケニア、エチオピアの選手がやっているようなことをやってみたいなと」
-タイムも日本記録などを狙っていく?
「可能性があれば、もちろん挑戦していきたい。ただ、タイム以上に勝負に強くなりたい。ボストンではコンディションに恵まれて、優勝できたけど、コンディションに恵まれなくても、自分自身仕掛けてアグレッシブにいけるようなレースができる選手になりたい」
-東京五輪は。
「まだ東京に関しては今回と真逆のコンディションですので、イメージも湧かない。ただ、とにかく今以上に、今回ボストン優勝したことで、より世界中からオファーが届くと思う。日本人としてどこまでやれるか。強豪を相手に、という覚悟を決めている。現時点では暑さ対策や、長期合宿ができていないので、なかなか意欲が出てこない。ただ、プロになってみて、マラソンに集中して、本気でマラソンに人生を捧げた時に、何かできることがあれば、その時は自信を持って挑戦したい」