プロ転向表明の川内優輝 職場に伝えておらず「呼び出されると思う」【一問一答3】
世界最古のマラソンと呼ばれるボストンマラソンで日本人31年ぶりとなる優勝を飾った“最強市民ランナー”川内優輝(31)=埼玉県庁=が19日、成田空港に凱旋帰国し、来年4月でのプロランナー転向を表明した。職場にはまだ正式に伝えておらず、空港での電撃発表となったが、自身の代名詞であった「公務員ランナー」については「1つやり方は示せた」と、役割を終えたという認識を示した。
川内との一問一答は次の通り。【その3】
-ここで発表してよかったの?
「たぶん呼び出されると思いますけど(苦笑)。それはしょうがない。いつかは通らなければならない道なので」
-職場にはまだ言ってなかった?
「同僚の一部には言ってますけど、そんなに偉い人にはいってない」
-今年度いっぱいで退職?
「もちろんです。今年度の仕事をやらずに辞めるということはありえない。そうであれば、前年度の内に辞めるべきなので。(高校の)100周年という仕事をしっかりとやり遂げて、区切りにしたい」
-公務員ランナーが1つのアイデンティティーだったと思うが。
「公務員ランナーとして1つやり方は示せたと思う。最近、増えてきましたからね(笑)。そういう方法でできるというのは証明できた。じゃあ次何ができるかを考えたら、やりたいことをやろうと。(高校の)100周年の仕事もしっかりやって、引き継ぎもしっかり作って、やりたい仕事があるかといえば特にないですし、その一方でマラソンではやりたいことがたくさんある。そうだとしたら、昇進試験も受けずに、いつまでも平のままでマラソンやっているのであれば、マラソンに人生を懸けないといけないのかなと」