高藤、無差別級で「奇跡起こす」 最軽量級から異例の挑戦
柔道男子60キロ級世界王者の高藤直寿(24)=パーク24=が19日、初挑戦する全日本選手権(29日、日本武道館)に向けて「全日本で戦うのが夢だった。勝つためには自分の柔道をやり抜くことが一番」と意気込んだ。都内で行われた日本代表合宿に参加し、重量級と乱取り稽古を行った。
体重無差別で日本一を決める同大会は小さい頃から憧れの舞台だったが、昨夏の世界選手権を制して出場権を獲得。最軽量級では異例の挑戦に、「1つ1つ奇跡を起こして勝っていかないといけない」と胸を高鳴らせた。
日本男子の井上康生監督は、ケガのリスクなども説いた上で出場を承諾。「勝負の世界は何が起こるか分からない。やるからには頂点を目指してほしい」とエールを送った。