貴乃花「一門」名称変更認め「離脱」も否定せず「私なりの区切り」
大相撲の貴乃花親方(45)=元横綱=が19日、都内の部屋で朝稽古後、自ら率いる「貴乃花一門」が名称変更することを認めた。
今月上旬、阿武松親方(元関脇益荒雄)ら一門の親方衆と会合を持ち、「私の名前のある一門は返上しますのでご検討ください」と申し入れ、了承された。
看板を下ろし、今後は白紙だ。名称は消滅し今後の一門の動きは理事の阿武松親方が中心になる。貴乃花親方は「一門だった皆さんに微力ながら努力しますとしか言えない」と話し一門と距離を置くのは確か。離脱し無所属となる可能性も「他の親方のご意向もある」と否定しなかった。
1月に理事を解任され2月の理事候補選でも落選。3月の春場所で無断欠勤を繰り返し、弟子の十両貴公俊が暴行問題を起こした。監督責任を問われ3月に理事から5階級下、親方では序列最下位になる年寄に降格した。
今は部屋の運営が最優先。「師弟ともども、もう一度足腰を強くして一部屋としてやっていこうという決意。私なりの一つの区切り」。すべてをゼロにし一親方に戻る。