川内優輝に瀬古リーダーが直談判 プロ転向表明も東京五輪挑戦は否定的
「陸上・清流ハーフマラソン」(22日、長良川競技場発着)
19年4月からのプロ転向を表明した男子マラソンの“最強市民ランナー”川内優輝(31)=埼玉県庁=が21日、岐阜市内でぎふ清流ハーフ(22日)の会見に出席。ボストンマラソンで日本人31年ぶりに優勝を飾ってから、中5日でのレースに疲れた表情の川内だったが、強行日程以上の“難敵”が待っていた。
会見には日本陸連の瀬古利彦強化戦略プロジェクトリーダーが現れ、19年秋に行われる20年東京五輪最終選考会のMGC出場を明言していない川内に「出てほしい。頭下げようか」と、直談判。川内は苦手な暑さを理由に、東京挑戦には否定的だが「撤回だな、撤回」と、畳みかけた。
なんとか最後まで首を縦に振らなかった川内は「完全に相手のペースにのってしまった。危なかった」と、大量の汗を拭った。