日本、背水の陣で奈良が踏ん張りWG2部復帰 土橋監督「選手たちの頑張りが全て」

 「女子テニス・国別対抗戦・フェド杯」(22日、ブルボンビーンズドーム)

 日本はシングルスでエース大坂なおみ(20)=日清食品=が敗れたが、奈良くるみ(26)=安藤証券=とダブルスで加藤未唯(23)=ザイマックス、二宮真琴(23)=橋本総業=組が勝ち、通算3勝2敗で2014年以来のWG2部復帰を決めた。

 日本がチーム一丸でWG2部復帰を果たした。エース対決で大坂がコンタに屈したが、背水の陣で奈良が踏ん張った。

 第1セットはタイブレークで3-6のセットポイントのピンチから奪取し、第2セットも緩急をつけたショットを武器に白星。奈良は「(前日は敗れたが)1勝を挙げることが最低限の仕事だと思っていた」と誇った。

 2勝2敗で迎えた最終試合の加藤、二宮組は相手の球の速さに圧倒されて第1セットを落としたが、「第2セットから持ち直して、強気にプレーできた」と加藤。最後は二宮がフォアで豪快なリターンエースを浴びせた。

 大黒柱の大坂、安定感のある奈良、強力ペアと役者がそろい、大一番を制した。土橋監督は「選手たちの頑張りが全て」と声をうわずらせた。日本協会は2024年にフェド杯を奪取することを目標に掲げる。二宮は「上の舞台でどれだけ自分たちの力が出せるか。もっと挑戦したい」と力強かった。

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