相撲協会、女人禁制で臨時理事会 「柔軟に議論」
日本相撲協会は23日、土俵と女性に関わる議論を目的とした臨時理事会を28日に東京都墨田区の両国国技館で開くと発表した。土俵の「女人禁制」についての議論が再燃する中で、相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「まず話し合いをしないと、先に進まない。いろんな角度から柔軟に議論していく」と意図を説明した。
4日の京都府舞鶴市での春巡業で多々見良三市長が倒れた際、救命処置をした女性に土俵から下りるよう促す場内放送が問題となった。6日には巡業開催地、兵庫県宝塚市の中川智子市長が土俵上でのあいさつを希望し、協会は従来通りに伝統の継承の観点から断った。