幕内竜電 横綱稀勢の里に胸借りる「全力でぶつかったけど歯が立たなかった」
大相撲の春巡業が24日、茨城県取手市で行われ、同県出身の横綱稀勢の里(31)=田子ノ浦=から三番稽古相手に指名された幕内竜電(高田川)が全力でぶつかった。1勝7敗と完敗だったが「声をかけていただいてうれしかった。胸を出してもらったことはあるけど初めて。全力でぶつかったけど歯が立たなかった」とすがすがしい笑みを浮かべた。
約6年前、付け人をしていた頃を思えば、稽古相手を務めるなど夢。「ずっと背中を見てきた」と、多くを吸収した。
新入幕から2場所連続で勝ち越し、頑張りを認められた証(あかし)。「指名されたのは近づけた、上がってこれたのかな。これからも指名されるように。(本場所で)対戦したいですが、徐々に力を付けてから」と、控えめに話した。