稀勢の里、故郷で復活パワー注入!元付け人・竜電を指名し圧倒
大相撲の春巡業は24日、茨城県取手市で行われ、同県出身の横綱稀勢の里(田子ノ浦)が故郷で復活へのパワーを注入した。幕内竜電(高田川)を指名し、三番稽古で7勝1敗と圧倒。左を差してガップリ組み止める盤石の内容で地元ファンを安心させた。
「たくさんの声援は励み。ありがたい」。取手市は幼少期に何度も訪れた場所。「ショッピングモールもあり、家族ともきている」と懐しんだ。
「竜電が輝いていたから」と、かつての自らの付け人を指名した。「歯を食いしばってきた」と、全力を出し切った若武者との稽古に満足顔。左大胸筋などを負傷し、6場所連続休場からの再起へ手応えはある。「(左腕も)だいぶよくなった。続けていきたい」と力を込めた。