カー混合・藤沢&山口ペアが初勝利!テークアウト決め圧勝
「カーリング・混合ダブルス・世界選手権」(23日、エステルスンド)
1次リーグが行われ、藤沢五月(26)と山口剛史(33)の日本ペアはC組第3戦でポーランドを10-2で下し初勝利を挙げて通算1勝2敗とした。第1エンドに藤沢の最終投が決まって2点を先制。4エンド連続でスチールすると6-2で迎えた第7エンドに大量点狙いのパワープレーで一挙4点と突き放した。
期待のペアがようやく本領を発揮した。ポーランドに8点差の圧勝。山口が「テークアウトが決まったのが収穫的に一番うれしい」と胸を張ったように、相手のストーンをはじき出すショットが2人で79%と高い成功率をマークしたのが大きな勝因だ。
4点差で迎えた第7エンド。今大会で初めてパワープレーを選択し、2投目でハウス(円)に石を三つ置く有利な展開に持ち込んだ。山口のショットが2度、相手の石を円外へはじき出すと、最終投の藤沢もテークアウトに成功。4点を奪った。
試合前に2人で他チームのプレーを入念に観察し、スイープすることでショット精度が上がることに気づいた。藤沢は「負けて落ち込むのではなく、何を学べるかをしっかりと考えた」と、五輪メダリストの気概をにじませた。