平昌金メダリストに紫綬褒章 羽生は2度目受章「身が引き締まる思い」
政府は2018年春の褒章受章者を28日付で発表。学問や芸術、スポーツなどの功績を残した人に贈られる紫綬褒章は、平昌五輪のフィギュアスケート男子で五輪2連覇を果たした羽生結弦(23)=ANA=やスピードスケート女子500メートルを制した小平奈緒(31)=相沢病院=ら平昌五輪・パラリンピックの金メダリスト9人が受章した。羽生は前回ソチ大会後の14年春に続き2回目の受章。同じ褒章を2回受ける場合に贈られる「飾版」が授与される。
羽生は「2度目の受章ということで光栄。その名に恥じぬようにさらに努力をしていかなくては、と身が引き締まる思い」と紫綬褒章の喜びを語った。
フィギュアで日本男子初の金メダルを獲得した2014年ソチ五輪後はけがなどに悩まされた。苦難を乗り越えての快挙に「今までやってきたこと、4年間頑張ってきたこと、そういうものが積み重なって金メダルにつながった」と誇った。
達成感には浸ったが、歩みを止めるつもりはない。世界で成功例がないクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)の習得に意欲を燃やす銀盤の王者は「これからも自分らしく、一生懸命スケートに携わりながら頑張っていきたい」と力強く話した。