“フジヤマ”が日本勢最高更新 11年の7位上回る5、6位決定戦へ
「カーリング混合ダブルス・世界選手権」(28日、エステルスンド)
平昌五輪女子銅メダルの藤沢五月(26)と同五輪男子代表の山口剛史(33)が組む日本ペアは順位決定予備戦でスウェーデンを8-7で退け、5、6位決定戦に進んだ。日本勢過去最高は2011年大会の7位で、これを上回った。日本は有利な後攻の第1エンドに1点スチールされたが、第2エンドに一挙5点。8-6の最終第8エンドもスチールを許したが逃げ切った。27日の準々決勝は平昌五輪5位の韓国ペアに5-6で競り負けた。
一挙5点。メダルは逃したが日本勢過去最高の成績は塗り替えた藤沢、山口のペアが、今大会一番のビッグエンドで花を添えた。山口は「氷の変化をすぐに読めたのがポイント。日本もできるということを見せられた」と胸を張った。
第2エンド、藤沢の第1投が円心にぴたり。これがその後の展開で効力を発揮する。面白いように石をためていき、終わってみれば5個が相手ストーンの内側に残った。
平昌五輪では女子のLS北見が準決勝で韓国に敗れ、男子のSC軽井沢クも1次リーグ最後の韓国戦に負けたことで準決勝進出の望みが絶たれた。今大会もプレーオフ1回戦で韓国に屈してメダルへの道が途絶えたが、切り替えて混合ダブルス専門のベテランペアに競り勝った。